30ニート

30歳のニートがブログ

タンパク質と「1日5分で痩せる」の謳い文句。このコンビで本当に痩せられるのか?

ニートをしていたら、いつのまにか体重と体脂肪率が増えていました。

もしかしたら、数ヶ月前から日常にかまけて体重計に乗ってすらいなかったので、魔の手はすぐそこまで迫っていたのかもしれませんが……。

 

そして気づくのです。去年着ていた服が全体的にキツくなっていることに。

顕著なのは、ペンシルスカート。ストン、と真っ直ぐなライン……のはずが、ウエストはキツくてギリギリだし、何よりシルエットがみっともない。とりあえずロングスカート以外は奥底にしまいこんで事なきを得ましたが、このままではすべての服を買い直すハメになって破産する! ……と危機感を覚えたのであります。

 

とはいえ、ニートとなると、まず外に出ません。出る用事がないから。本当に、用事がないんですよね。コンビニに行っても一瞬だし、散歩も近場はすぐ飽きる。遠出するのにはお金がかかるし、平日の真っ昼間に遊んでくれる人もいない。

iPhoneに標準装備されている万歩計を眺めると、働いてた時は1日1万歩くらいはクリアできていたのに、今となっては良くて3000歩。これで太らなかったら、その方がすごいな、と思い直しました。

 

運動量を増やすか、摂取量を減らすか……。それよりも栄養バランスだった

ダイエットの基本と言えば、カロリー調整ですよね。とにかく運動しまくるか、とにかく食べないか、どちらかを達成すればとりあえずは痩せます

運動量はさておき、摂取カロリーを計算してみました。適当なレコーディングダイエットのアプリをインストールして、食べたものをポチポチ入力。

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iOSアプリ「カロミル」より。昨日の摂取カロリーをキャプチャ。

 

カロリー的には、まぁぼちぼちと言ったところ。でも脂質・たんぱく質がかなりオーバーしているらしい。さらにはタンパク質があとちょっとのところで足りてない

これはつまり、どういうことかと言うと、運動しなければ脂肪が溜め込まれていくし、運動しても脂質を消費するばかりで筋肉はつきませんよ、ということなんですよね。HAHAHA

じゃあ、まぁカロリーはいいから、タンパク質を増やして炭水化物を抑える努力をしよう、となる。

 

でも、純粋にタンパク質の摂取量を増やすのって、とても難しいんですよね。

例えばタマゴ。タンパク質は補えても、同時に炭水化物も摂ってしまう。

ステーキなどの肉類。脂質が多すぎ。鶏肉は同居人が食べられないから選択肢に入れられない。

豆腐や納豆。そればかり食えるか!

 

もしや、私に必要なのは……

プロテインじゃないのか?

 

乳由来のホエイプロテインは、日々牛乳をたんまり飲んでいることもあってお腹がゴロゴロしそうなので、ソイプロテインの購入を検討中です。おやつ代わりにできそうだし、タンパク質を補えば疲れやすさも軽減できると踏んで。

 

そういえば、ニートになってから肌荒れが増えました。これはもしかすると、運動不足とか、日々の食生活とか、そういうアレかもしれない。一人だと気が抜けて、昼ごはんは米だけ、うどんだけ、と偏ってしまいがちなんですよね。そのあたりも、プロテインで改善されますかね。

買うまでは、納豆と豆腐多め生活をしたいと思います。豆腐料理で一番好きなのは、白和えです。

 

「1日5分で痩せる」動画をハシゴすることにした

いい大人なので、広告にありがちな大げさな表現はとうに見慣れています。1日5分?それだけで痩せるわけないじゃん! と、当たり前のように気づくのです。

でも、コレ系の動画で必ず含まれているフレーズがあります。それは、「毎日欠かさずに続ければ」という一言。

どんな軽微なことも、よく使われる「塵も積もれば山となる」ということわざのように、積み重ねれば成果が出るものです。小学生のとき、二重跳びができなくて縄跳びを床に叩きつけたあと、ひとり公園で練習していましたが、一向にできるようになりませんでした。努力なんて無駄だやめちまえ!と早々に諦め、いかに長く飛び続けられるか、という方向にシフトチェンジしましたが、高校生になってから急に恥ずかしくなったのです。二重跳びすらできない自分が。慌てて押入れを引っ掻き回し、ようやくのことで見つけた縄跳びを手にして公園に向かいました。華の女子高生が、Tシャツ短パンで。縄を片手に公園。来る日も来る日も、二重跳びを練習し続けました。時折、どれだけ高速で跳べるか挑戦したり、縄をクロスさせて跳んだせいで絡まったりしながら。そして、あわよくば三重跳びくらいできるようになったらラッキーだなぁと妄想にふけりながら。

そして、その日は唐突に訪れます。できるようになっていたのです、二重跳びが。年甲斐もなく、なわとびごときで高揚したわたしは、目の端に映った鉄棒へと方向を定め、歩き始めました。なぜか。そういえば小学生のころは逆上がりもできなかった、と思い出したのです。恥ずかしさをひた隠しにして運動の得意な子にやり方を尋ね、逆上がりの補助具を使い、背中を押してもらっても、できるようにはならなかった。しかし今のわたしは違う。二重跳びができる。では、逆上がりもできるのではないか。そう思ったのです。

ちなみに逆上がりは、すぐできました。たぶん自身の体を持ち上げるための腕力と地面を強く蹴るための脚力、いずれも小学生のわたしには足りなかったのだと思います。だから3月生まれは4月の子と比較しちゃダメだって言ったのに。

 

そういうわけで、コツコツと努力をすると、努力の方向性が正しければある程度はできるようになると思っています。何の話かって、ダイエットの話ですよ。そう、巷に溢れかえる「1日5分」を闇雲に、片っ端から、しかし毎日継続すれば、痩せるはずだ!!!

 

これに関しては論より証拠、やってみなければわかりません。動画をブックマークして毎日開く、そんな几帳面なことが最初からできていれば、わたしは今頃スレンダーボディをインスタグラムで晒していたに違いありませんので、それは難儀。であれば、毎日そのときの気分でインストラクターを選び、日々気の向くまま、あらゆる部位を鍛えていこう。そう決めたのでありました。

 

さっそく取り組んだのは、ダイエットの王道「スクワット」です。太ももの筋肉はとても大きいので、最初に鍛えることで代謝を高め、痩せやすい体に近づけてゆくのです。ちなみに30回くらいで翌日は筋肉痛になります。

腹筋、背筋、胸筋は、気が向いたときにやる、と決めました。毎日同じことやるのは飽きるし、全身バキバキでは何もする気が起きなくなってしまう。何事も適度が一番です。

代わりに、ストレッチは毎日やる方がいいです。あちこち伸ばすだけなので楽チンだし、同じ体勢で過ごしていることが多いので伸ばした方が気持ちいい。それに、体がガチガチだと、それだけで疲れますよね。背中のかゆいところに手が届かない、とか。ちょっと遠くに落ちたティッシュを拾えない、とか。

 

おわり

計画は立てました。明日あらためてこの記事を読み、二重跳びの感動を思い返しつつ、やる気を奮い立たせる予定です。

流行をまったく知らないことと、化粧をしないこと

わたしは、ほとんどテレビを観ません。一人暮らしを始めた23歳のころから、現在30歳の約7年……当初はテレビ自体を持っていなかったし、一昨年ひょんなことからテレビを手に入れましたが、野球と紅白以外はゲームをやるときにしか電源を入れないです。

ラジオも同様ですが、誰かが勝手に喋っているというのが苦手。カフェや電車で大きな声で雑談している人も、ガヤガヤとした居酒屋のような場所も苦手だし、家にいるときは音楽もほとんど聴かないほど無音に抵抗がありません。

 

さらにはWebのニュースも見ないので、徐々に世間離れしてきます。話題になっているアーティスト名を言われても、ちっともピンと来ない。テレビで人気の芸人のネタを披露されても、反応できない。そうなると、社会では損をするようなのです。

 

同僚との雑談は、テレビかニュースの話題に終始する

テレビを観ない、ニュースを読まない。そんな生活をしていると、会社で誰かが「昨日この番組でこんなこと言っててさぁ」と話していても、その輪に入れません。会社の同僚というお互いのことを深く知らない間柄でテレビやニュースの話題を外してしまうと、天気か個人的なことしか話題がなくなってしまう。あるいは、雑談を振りづらい相手と認識されて、話しかけられること自体が減ってしまうのです。

また、そのことをバカにしてくる人も出てきます。「こんなことも知らないの?」「社会人なんだからニュースくらいチェックしておきなよ」と、あからさまに上から物を言ってくる。当然かもしれません。社会の情勢がどうだ、政治が経済が、そういうことを得意げに話している人は頭が良く見えるものです。でも、仕事の優劣はニュースで決まるか、というとそうではないし、仕事内容によっては知らない方が綿密に作業できる場合もあると思います。

それが、文章に携わる仕事だと、わたしは思います。編集という仕事は、流行に敏感で、話題になっていることを素早くキャッチし世間に伝える仕事、という側面がありながらも、まったく知らない人にわかりやすく伝える、というスキルが必要になると思うのです。取り扱っているメディアや媒体にも左右されるとは思いますが、特に編プロなんていうのは、ジャンルが多岐にわたる場合が多いですよね。自社メディアならスペシャリストを目指して当然ですが、そうでないのならそれぞれのプロフェッショナルにはなれない、であれば無知な人間に伝える術を持ちたい。そうなると、まっさらな人間の強さが活きてくるはずです。

たとえば、これからダイエットを始めたい人に向けたメディアを作るとします。そこで、プロのインストラクターにインタビューをしたところ、トレーニングについて熱く語ってくれました。さて、記事に書き起こす際、彼の発言をそのまま文章にしたとして、読者にきちんと伝わるでしょうか。

有酸素運動無酸素運動、乳酸、超回復……ダイエット初心者には馴染みのない言葉が次から次へと繰り出され、いちいちコメ印がついて、小さな字で注釈が添えられている。それでは全文を読むどころか、注釈の多さで読むのをやめてしまうかもしれません。

 

そこで無知な人が、自分が読んでもわかるように噛み砕きながら、インタビューの内容を新しくまとめ直す。それぞれの言葉を自分で調べて、自然な流れで解説がされるように文中に組み込む。読者にきちんと伝わる文章へと変えていく。こうした作業を行なえば、世に出て意味のある記事になるはずです。

もちろん、頭のいい人なら、たとえ知っていることでも噛み砕き、わかりやすく伝えられるのかもしれません。でも、知っていることが多ければ多いほど、その作業が容易になるのかというと、そうではないはずです。もしかすると、乳酸という言葉を聞いて「乳製品の何かだろう」と早とちりをし、間違った解説文をつけてしまうかもしれません。知っていることだと、早とちりを起こさないように気をつけるのには非常に神経を遣いますが、最初から知らなければ、調べる他に手立てがないのです。

 

かつて、このような事態に陥ったことがあります。マーケティング関連の記事で「パイを分け合う」という表現を見つけて、違和感を覚えました。パイというのは、アップルパイのパイなのか? なぜ急にパイを持ち出してきたのか? それを同僚に聞くと、鼻で笑ってこう言いました。「パイを切るみたいにひとつのものを分け合う、ってことじゃないの」

それを聞いても意味がつかめず、インターネットで調べたところ、よくある使い方として「パイを奪い合う」という表現を見つけました。マーケティング用語のひとつで、限られた資源を取り合うこと、といった意味合いなのだそう。シェアを奪う、が近い表現だとすれば、「パイ」は「分け合わない」ものなんじゃないか? と、ふと思ったんですよね。分け合うのであれば、別の表現の方が適切なんじゃないか、と。

 

しかし、これを主張しても、同僚にはわかってもらえません。なぜかって、同僚からすれば「パイ、という表現すらしらない無知な人間」なのだから、これからわたしが何か言っても「無知な人間が弁解しようとしている」と思ってしまう。「そんなんで編集の仕事できんの?」くらい言われてもおかしくない。

これが社会というものなんだな、と思います。似たような感じで、電話口で「とんでもございません」と言っていた先輩に「とんでもない、が正しいと思います」と言ったら冷たい目をされたりと、余計なことを言うと、反感を買うものです。もし仮に、同僚に「パイって奪い合うとか、取り合うの方が正しい表現みたいだよ」と言ったら、「パイという表現すら知らなかったのに、何を偉そうに」と思われてしまうでしょう。

 

こんな風に、知らないということは、そのままバカにされることにつながります。でも、それにはもう一つ、要因があったと思います。それは、わたしが化粧をしないことです。

 

化粧をすれば、プライドが表現できる

わたしには大してプライドがありません。着飾ったり、背伸びしたり、そういったことが苦手です。その延長として、化粧もハイヒールも受け付けない。ファンデーション、口紅、チーク、ネイル、そういったものとは無縁の生活を送ってきました。

そのせいで、なにかと下に見られることが多いです。見た目が幼いこともあって、「こんなことも知らないの」と言いやすい相手なのだと思います。タメ口で話しやすかったり、ネタにしやすかったり、俗に言う「いじられキャラ」的な位置付けに収まりやすいのでしょう。

 

そのため、プライドの高さ、というのはまったく表現できません。キャリアウーマンのような格好をしていれば、ビシッとフルメイクをしてジャケットを羽織っていれば、わたしに軽口を言う人間は減るでしょう。それは、「この人のプライドを傷つけてしまうな」と思わせるための武装なのだと思います。

男性のスーツやネクタイ、きちんとワックスやスプレーで整えたヘアスタイルも、武装のひとつ。トレーナーにジーンズ、スニーカーで打ち合わせに現れた人間に対して、どんなプライドを感じるでしょうか。シワのないジャケット磨かれた革靴の方が、プライドを高く持って仕事をしているように見受けられるのではないでしょうか。

そこまでわかっていても、わたしは化粧をしません。ヒールの靴もパリッとしたシャツも持っていません。わたしの武器はプライドの低さだと思っているからです。簡単に話せる相手として、気安く仕事を頼める人間であることが、わたしの良さです。ガムテープはどこにあるのか、近くで手軽なコーヒー屋はあるか、ちょっと切手を買いに行ってくれないか。そんな些細なことを頼める、というのは、それはそれで良いじゃないですか。

 

武装しない、という武器を持つ

流行をわざわざキャッチしに行く人々を見ていると、話題という引き出しの多さを競っているように思えます。こんなことも知っているぞ、という彼らなりの武装に違いありません。

だからこそ、わたしは流行を知らないことを武器にします。何を聞いても真新しく、本心で「そうなんだ!」と言えるのは強みです。こちらからたくさんの質問ができるようになるし、質問されれば相手は嬉々として説明してくれるもの。だからわざと質問をします。「今の旬はなに?」「流行ってる芸人は誰?」「人気のアイドルは?」「ブームが来そうなファッションは?」

相手に興味がなくても、テレビを見ていればわかるような話題を問いかける分には、苦になりません。相手のことを聞いてもちっとも面白くないのであれば、こちらとすれば、何を聞いても同じなのです。それなら、より無難で答えやすい質問を数多くしたほうが、相手も気持ちよく答えられるし、会話の回数が増えれば「なんとなく話しやすい人」に認定されやすくなります。

知らないことが多いというのは、案外便利なのです。

 

おわり

同居人の彼も、わたしと付き合うまではテレビを観ていたらしいですが、今は観なくても平気とのこと。付き合い始めた当初、テレビがあるのにつける様子のないわたしを見て「観ないの?」と聞いてきましたが、「テレビは嫌いだから観ない」と言ったら、よくわからない顔をしつつも納得してくれました。

 

唯一テレビをつけるのは、ゲームのとき。同じ画面を見つめて、あの敵がどうとか、こういうルートで進もうとか、二人で進め方を考えている時間は、本当に楽しいです。クリアしても「あのシーンは感動だったね」とか「この台詞がこういう伏線でさぁ」とか、一緒に旅行でも行ってきたのか、くらいの思い出ができるので満足しています。30なので、化粧はそのうちしないといけない……かもしれませんが。

クックパッドだけでは料理上手になれない

わたしの両親は共働きで、小学生のころから朝ごはんは自己責任でした。低学年のころは毎日甘ったるいコーンフレークをシャクシャクと食べ、高学年になるとなぜか「おかゆ」にどハマりして毎朝違う味のおかゆを食べていました。

中学に上がると、夕飯の面倒を見てくれていた姉が家を出てしまったため、夕飯当番に抜擢。それからは高校卒業まで、平日は毎日夕飯を作る生活をしていました。門限はないもののお小遣いが少なかったので、夕飯を作るために19時には帰る優等生。

そのおかげで、高校生になるころにはある程度なんでも作れるようにはなり、23歳から始めた一人暮らしも楽観的にとらえていました。これまでの実績があるから、きっと自分は苦労せずに料理ができるだろう、と自負していたのです。

 

一人暮らしの節約レシピは、家族レシピと同じようにはいかない

家族3人分の夕飯を作るとき、たとえば適当に「麻婆豆腐の素」やら「回鍋肉の素」を買ってきたとして、裏に書いてあるレシピ通りに作れば良かったんですよねー。でも、一人分となると、そうはいかない。2〜3人前だと多すぎるんだよ!1人前だけ作らせてくれよ! というのが本音です。

しかも、わたしが一人暮らしを始めたときは、時給850円でがんばって働いて月15〜16万円を稼ぐ、というスタイル。そこから家賃5万、光熱費と携帯・インターネットで約2万、つまり生活費は8万円そこそこしか残らない。華の遊びざかり23歳が8万円で生活するには、そして充分に遊ぶには、極力食費を浮かせなければならなかったのです。

 

わたしは考えました。そして、実家のことをきれいさっぱり忘れる努力をしました。なぜかって、あの時と同じような食生活と料理をしようものなら、すぐに残高がなくなってしまうから。

まず頻繁に作ったのは、野菜スープ。とにかく野菜を食っておけば健康になれるだろう、と、野菜を買ってきたらスープにしました。肉を買うと1食で150gくらい平気で食べてしまうことはわかっていたので、買わない。肉の代理としてウィンナーを買って、1本ずつ調理していました。

ウィンナーは、縦に4つに割ってから、小さく刻む。こうして量を増やした感じを味わいつつ、肉の旨みを最大限に引き出すように……細かいウィンナーをスープに足したり、チャーハンにしたり、今日は贅沢するぞ!という日には1本そのまま焼いて食べたり。少しでも「肉を摂取した感」が高まるように頑張っていたのであります。

さらに昼ごはん、これが一番の悩みのタネでした。働くために食べるご飯、という意識が強い分、ここにお金をかけたら、かけた分だけ損だと思っていたので。よくやっていたのは、100円台の菓子パン+100円の紙パックのジュース。これで200円で済ませる作戦をやってました。菓子パンはカロリーの一番高い商品を選んでコスパを高める努力をしていたのです。今思えばアホだなぁ。

米を炊くのが苦じゃないときは巨大おにぎり+水筒にお茶、というのもやってました。これはかなり満腹感があったのですが、夏は危険だからできなかったのと、起きるときに米の炊ける甘い匂いが漂ってきて不快だったので、長くは続きませんでした。

 

当時は若かったのもあって、合コンに誘われると本当に嬉しかったです。ごはんを食べさせてくれる社会人のお兄さんたちが神々しく見えていました。あの女性と男性が列になって座っているところに乗り込んで行って「ご飯を食べにきた」というのを悟られないように、しかし誰よりも着実に箸を進めるという経験は、なかなかにスリリングでしたね。

 

二人暮らしもレシピを考えるのは大変だった

さて、こんな苦労もありつつ一人暮らし生活を乗り切ってきた身としては、二人暮らしなら余裕っしょ。と甘くみておりましたが、二人もなかなかに大変でした。

二人暮らし当初、わたしも頑張って働いていたこともあって、まぁそこそこお金はあったんです。それこそ毎日外食してもいいくらい。牛丼くらいだったら全然問題ないし、800円くらいで定食やラーメンが食べられる。ちょっと奮発してビールをつけても、二人で2000円くらいなら文句なし。

と、思うじゃないですか。でも当時と今では状況も違うし、まぁ将来のための貯金とか。遊ぶ金欲しさとか。誰かさんがニートとか。いろんな事情がありつつ、少しでも削れるところは削った方がいいに違いない。じゃあ自炊しよう。となった、今。

 

さて何を作ろうか?

ここが、とてもツラいのです。

 

「何食べたい?」「君が作ってくれるものなら何でもいいよ」

……そんな甘い台詞じゃ、全然役に立たないのよ! 献立考えるのも大変なのよ! と訴えても、仕方がないのです。彼の辞書には「ラーメン」「牛丼」「カレー」「ハンバーグ」くらいしか登録されていません。週5日、月20日分の献立は、どこからも出てこないのです。

 

じゃあクックパッドを開こう、と思っても、どれもめんどくさく見えてくるんですよね。そもそもの買い出しがめんどくさい、とか。好き嫌いがあると、さらに自炊はめんどくさくなります。鶏はダメ、魚もダメ、豆腐は好きだけどおからはダメ。こんな風に選択肢が狭まると献立が偏ってきて、「似たような食卓が続くなんて、わたしはなんてダメな人間なんだ」と思ってしまいかねません。

しかも、たとえば野菜が高騰しているときに無理して野菜を買うと、やよい軒大戸屋で定食頼んだ方が安かったんじゃないかという原価を弾きだしてしまうことも。これでは自炊した意味がない。節約にならない自炊をするくらいなら、毎日牛丼食べた方がマシ。と、牛丼好きのわたしは思ってしまうのです。

 

しかたなく、わたしはローテーションを作りました。あと、週5日も自炊しようと考えるのもやめました。最大週4日でいい、あと3日は外食してやるぜ! と思えば、4日くらいは頑張れるものです。

週1で作るものを、4つ決める。これなら簡単です。我が家は「肉巻き」「カレー系」「炒めもの系」と、気が向いたら「気合い入れる料理」を作っています。

 

  • 肉巻き

これは、野菜やキノコ類を豚肉で巻いて焼くやつ。巻ければ何でもいいので、ニンジン・エリンギ・舞茸・ピーマン・ジャガイモなど、縦長に切れる食材を適当に買って作ります。太めに巻いて、かつ味を濃いめにすると、満腹感がものすごくアップするので家ご飯サイコー!となります。

予算を「二人で1000円」くらいにして買い物すると、豚肉+ニンジン+大葉+キノコ+ジャガイモ+キャベツ、場合によって玉ねぎ、くらいでしょうか。ジャガイモと玉ねぎは味噌汁にも使って、キャベツとツナ缶あたりで付け合わせを作れば、割としっかりご飯が食べられます。

 

  • カレー系

ご飯の王道カレー! とにかく続くと飽きるので、ハヤシライス、ホワイトシチューなどに変えつつ、1回で食べきれる量を作るように気をつけています。特にカレーはウェルシュ菌が問題になったので2日目はない勢いで食べる。「肉巻き」の日に買った、玉ねぎ・ニンジン・ジャガイモがそのまま使えます。肉はひき肉にするとリーズナブルだし、どこをスプーンですくっても肉が入って嬉しい。

 

  • 炒めもの系

麻婆豆腐、しょうが焼き、適当に肉と野菜を炒めたヤツ、などなど。フライパン一個で作れる系はやっぱり助かりますよね。こういうのを作るとき、キッチンが狭くて切った野菜どこに置けばいいの?と思ってたんですけど、フライパンに切った野菜をそのまま放り込んで、全部入れ終わったら火をつけるスタイルなら場所を取らないことに気づきました。

 

  • 気合い入れる料理

わたしは餃子が好きで、何も考えていないときに「餃子たべたいなぁ」と口走っていることすらありますが、肉を練ったり野菜を細かく切ったりするのが嫌いです。でも時々無性に餃子のヒダを付ける作業がやりたくなる。そんなときに作ります。皮がくっついて破れても、味は餃子なので問題なく食べれちゃうところが好きです。

 

今日の夕飯は手抜きだな。そう決めた日にやることは「副菜を作る」です。白菜かキャベツをチンして、ツナ缶混ぜたやつとか。もやしを茹でたやつに、ゴマ油と鶏がらスープでお手軽ナムル、とか。ちょっと手間かけてきんぴら、とか。何でもいいんですよ、「今日は2品も作ったのよ」と胸を張れれば。そして、同居人に少しでも多くの野菜を食べさせることができれば。

 

おわり

バラバラとした文章になってしまいましたが、結局クックパッドというのは「これを作ってみようと思うけどレシピがわからない」という時に使うツールであって、「あなたの生活にぴったりなレシピを自動で教えてくれる便利ツール」ではないんですね。検索窓は、自ら文字を打たなければ検索ができないのです。とにかく毎日ご飯作るのに必要なのはレシピではなく「面倒」という気持ちを押さえ込む精神力なのでしょう。

ちなみに我が家の自炊率は、炊飯器を捨ててからぐんと上がりました。鍋で炊いた米は、想像以上に美味しいものです。研いだ米と、米の1.25倍の水を入れて、中火10分、沸騰したら弱火10分、火を止めて10分。これだけで炊き上がります。

一人暮らしと同棲は、何もかもが違う。

いまは同棲している身ですが、一人暮らしをしていたころとは全然違うなぁと思うことがあります。買う、着る、食べる、飲む、出かける。同棲すると、どんな行為にも相手が関わってくる。一人暮らしと対比しながら、二人暮らし=同棲について考えてみました。

 

一人と二人は、何もかもが違う

わたしはコーヒーが好きです。毎日飲まないと気が済まないので、ニートをしている今は毎日豆を挽いてはドリップし、カフェオレを作って飲んでいます。土日も、家にいるときはドリップ。一日中出かけるときは、必ずと言っていいほどカフェで休憩をとります。

でも、同居人は違う。カフェでソーダを頼むときもあれば、「今日は紅茶がいい」と言ったり、わたしがカフェオレを淹れると「ちょうだい」と言って半分飲んでいたりします。別にコーヒーでなくてもいいんですね。また、コーヒーの味にこだわらないのはもちろんのこと、ブラックでもカフェオレでもカフェラテでも、上島珈琲店の黒糖コーヒーでも、自販機で買える缶コーヒーでも、何でもいいのだそう。お気に入りはあるらしく、やっぱコーヒーはブラックだよね、とブラックの缶コーヒーを飲んでいることもあるのですが、夏に冷たいカフェラテを出すと「これうまい!」と言ってゴクゴク飲み干しています。

わたしはと言えば、できればスペシャリティコーヒーが飲みたいし、同じカフェオレを作るのでもグアテマラ産の豆を選びたいし、カフェに入るならドトールより珈琲館に入りたい、といったように、本当はこだわりたい気持ちがあります。

暮らし、という意味合いでは、コーヒー豆ひとつを買うのでも、お互いのこだわりが関わってくる。これが、同棲と一人暮らしの確固たる違いではないでしょうか。もしわたしが、100gで1,000円するコーヒー豆を買おうものなら、彼はきっと「それ、高くない?こっちじゃだめなの?」と安い豆に目をやるでしょう。対して、もし彼も同じコーヒー好きであるならば、200gで500円ほどの豆を買った場合に、「この品質はちょっと……」と難色を示すかもしれません。

 

コーヒーはひとつのたとえで、服にしても、雑貨にしても、価値観の違いがお互いの購買活動に関与してきます。彼はスナック菓子が好きですが、わたしは「200円のスナック菓子を毎日買うのであれば、週に一度、ランチを奮発した方がいいのにな」と思うし、わたしが美容院でカットとカラーをして9,000円だったと言うと彼は目を丸くします。

こんな風に、買い物ひとつ、食事ひとつが、お互いに関与する。これほど同棲の面白いことはないかもしれません。面倒だな、と思うこともありますが、それよりも「こんなに違うんだ」「彼はこれを大事にしてるんだな」と発見があって面白い。相手に寄せてみたり、自分の趣味に興味を持ってもらったりすると、嬉しい気持ちになる。こういう楽しみ方が、あると思います。

逆を言えば、一人暮らしというのは、自分のこだわりを存分に楽しめる絶好の機会。コーヒーが好きなら、自分のこだわらないポイント、たとえば食事や、服や、人付き合いまでもコントロールできます。家族や同居人がいると削れない費用も、一人だから削れる。インターネットがなくてもいい、服は同じデザインの着まわしでいい、そんな偏りが許されるのは、一人暮らしの醍醐味なのです。生活スタイルだって、自由気まま。夜中にふと思い立って勉強を始めても、早朝にカーテンを全開にして体操しても、何をしてもいいという自由が満喫できます。

 

家や部屋も、自分好みで問題ないのが一人暮らし

同棲している方は、部屋探しをするとき、どのように選んだでしょうか。我が家は基本的に彼の好みを重視しつつ、譲れないポイントだけは意見を出す、というスタイルでした。彼は築年数・内装の雰囲気を重視していたので、まずそのふたつをクリアできる賃貸だけをピックアップ。そこから、キッチンや収納といった機能の部分を見て選定しつつ、日当たりや騒音などの住みやすさに関してはわたしがジャッジしました。

いま住んでいる賃貸は、築年数が浅め。白い壁に白いドア、と、小綺麗な内装です。バス・トイレは別、室内洗濯機置き場、システムキッチンと、申し分ない家です。でも、わたしが一人暮らしをしていたころは、全然違った部屋の選び方をしていました。

 

まず、最初に一人暮らしを始めたとき。このとき、手持ちの貯金は10万円程度しかなく、ギリギリの状況だったので、何を差し置いても初期費用が安い家を選ぶ必要がありました。そこで見つけたのは、ただの真四角のワンルーム家賃は5万円と相場より安いにも関わらず、運良くリフォームしたばかりでバス・トイレ別! 代わりにキッチンが非常に狭く、トイレの場所も今思えば変な位置にありました。

ただ、安いわりにはベランダが広々していたり、女性専用フロアになっていて安心だったりと、とても住み心地がよかったです。もし当時彼と付き合っていたら、築年数で脱落していたに違いないですが。

 

次に引っ越したのは、木造のアパートでした。23区内なのにも関わらず、家賃が42,000円と安かったのが決め手です。木造と言えど、最上階の角部屋。となりの部屋に住む大学生さえ静かにしていてくれれば、文句なしの賃貸でした。部屋は細長い長方形で、玄関まわりやユニットバスは狭くて不便でしたが、初めて収納のある部屋に住んだのは良い経験でした。当初は階段の色がかわいい、というだけで決めた家でしたが、もう一度住みたくなるような、味のあるアパートでした。

 

その次には、当時勤めていた会社の近くに住むため、奮発して家賃を上げてみました。ワンルームなのは変わりませんが、家賃は72,000円。角部屋で、片側が屋根になっていたので天井が斜めになっていたのが気に入ってそこに決めました。前の住人が残していったらしい照明器具もオシャレで可愛らしく、出窓があるおかげで昼は電気をつけなくていいほど明るかったのが印象に残っています。それなのに、近くに大きなマンションなどもなかったからか、夜は何も見えないほど真っ暗になるのが好きでした。騒音はゼロに近く、休日に家でゆっくりするにはこの上ないほどピッタリな家でした。

 

一人暮らしと同棲では、マンションの質が変わってくる

同棲となると、ほとんどの方は2DK以上の間取りを選ぶと思います。そうすると、ひとつ大きな弊害が出てきます。それは、マンションにファミリー層が増える可能性が高いこと。

というのも、一人暮らし向けのワンルームや1Kの間取りと、ファミリー向けの2DK以上の間取りというのをバランスよく備えているマンションは少ない印象です。つまり、ワンルームに住むなら、ワンルームのマンションを選ぶことになる。そうなると、住んでいるのは学生か独り身のサラリーマンやOLがほとんどで、カップルや家族とは同じマンションになりません。ただし、学生街や近くに大学があるマンションでは、彼氏や彼女を連れ込むパターンも多いので、カップル同棲されたくない派の方は注意が必要ですね。どんな人が住んでるのか、事前に聞いておくのも手だと思います。

対して、2DK以上の間取りを用意しているマンションは、ファミリー層がぐんと増えます。当たり前ですが、子連れファミリーも増えてくる。そうなると、子供の足音や泣き声が必然的に聴こえてきてしまうのです。マンションを決める前に、外観をざっと眺めておくと、だいたい想像がつきます。子供向けのタオルケットが干してある、ベランダが広い、駐輪場に子供用自転車がある、等々。出産を考えているなら好条件かもしれませんが、同棲カップルや子供をつくる気のない夫婦は、気をつけたいポイントです。

これには、立地も大きく関わってきます。駅から遠くてもリーズナブルな家賃、安全な道が確保できる、小学校が近い……こういった立地のマンションは、小さな子供がいる若い夫婦にぴったりですよね。つまり、上階に小学生、あるいは就学前の子供が住む可能性も高くなるのです。

最上階を選ぶ、クッションマットのフローリングにリフォームしてあるかどうかを確認する、内覧するときに窓を締め切って音漏れを確認する。こういった配慮をしておかないと、後々苦しむことになるかもしれません。

 

おわり

本音を言うと一人暮らししたい。好きなインテリアにしたい。一人になれる空間が必要。どちらか片方でもこんな風に思っているカップルさんは、振り分けタイプと呼ばれる、それぞれが個室を持てるタイプの2DK・2LDKを選んだ方が吉です。

でも、同じソファに座って別々のことをするというのも、なかなか悪くないもの。もし、相手のことをなんでも好きになれる自信があるなら、振り分けタイプより2Kを選んでベッドルーム+リビングという使い方をするのがおすすめです。ずっと一緒の空間で過ごせるし、喧嘩したら仲直りするしかありませんからね。

 

 

少ないお金でなんとかやりくりするための手法【ニートの日常】

わたしはこの2ヶ月ほど、働いていません。つまり割と金欠な状態が続いています。

たとえ正当な理由があっての休暇だとして、なんちゃら手当を申請したとしても、その入金はいつになることやら。わたし自身、2月末に手当の申請をしておりますが、3月末現在その進捗は芳しくありません。早くても来月、4月末の入金と予想しています。

 

でも、例えばうつ病や大きな怪我をして休んでいる場合には、お金がないからと貧しい気持ちになって、さらなる負のループに陥ってしまう……というのは、とてもつらいことです。ただでさえ気落ちしているのに、輪をかけるようにお金問題が湧いてしまうと、やりきれません。

 

そこで、ニートたるもの最小限の出費で楽しくやろうぜ。という方法を考えてみました。

 

生活に外せないものは、極力外さない。

ありがちですが、わたしはコーヒーと煙草が手放せません。べつに煙草は吸わなくても平気そうなんですが、同居人が喫煙者なので、一緒に一服する時間が好きというのもあります。そこで、この二つは絶対に諦めないようにしようと決めました。

 

働いている時は、平日は毎日、セブンイレブンのカフェラテLサイズ(税込200円)を飲んでいました。でも、これをニートがやろうと思うと、何もしなくても週に1,000円、月に4,000円が出て行ってしまう。

冒頭でも書きましたが、手当を申請していてもいつ入るかわからないから、当面は手元にあるお金でやりくりをしなければなりません。ニート開始時に30万円しか持っていなかったわたしは、とりあえず2ヶ月はなんとか生き延びなければいけなかったため、月の生活費を総額10万円としました。

わりと余裕のある金額設定……と思いきや、何かやることがあればまだしも、ニートというのは暇をもてあそぶことも多いものです。暇だから漫画を読もう、暇だから煙草を吸おう、暇だからコーヒーをもう1杯飲もう……そうやって出費が増えていく……月4,000円が8,000円になってしまう……!

 

そこで、まずセブンイレブンのカフェラテLサイズ(税込200円)をやめました。1日1杯なら、まぁ月4,000円か、と思えなくもないですが、2杯目を飲むハードルが高すぎて気持ちがつらかったので。コーヒー豆を買ってドリップする方式にシフトチェンジし、かわりに1日2杯は飲んでいい、というルールに変えました。

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これで1杯あたり、約88円。2杯飲んでも、セブンイレブンのカフェラテLより安い計算です。大きめのマグカップでたっぷり飲めるので、満足感がある。さらに淹れたてのコーヒーの香りで癒されて、一石二鳥感も味わえます。

これでコーヒー問題は無事解決した上に、牛乳とコーヒー豆を欠かさないために外出する、というシステムが出来上がり、ひきこもり防止にもなっています。今日は少し遠いけどカルディまで行ってみよう、とか、ちょっと高いけど気分転換にオシャレなカフェの豆を買ってみよう、とか、外のことに目を向けるきっかけになりました。

 

土日は奮発して、好きなものを買う。美味しいものを食べる。

平日はお金のなさに脱帽したり、やる気が湧かなかったりして、食事が質素になりがちです。平日の昼は200円と決めているんですが、200円だとやっぱり、たいしたものは食べられません。コンビニ弁当が高く思えてくるのです。

大体は、冷凍しておいたご飯をチャーハンにしたり、おじやにしたりと、お椀一つで済ませています。そして浮いた分をあわせて、金曜日にはカフェに行ったり、サンドイッチを買ったりといったプチ贅沢をして楽しんでいます。

でも毎日貧しい食卓だと、気分が萎えて生きる気力が失われていくんですよね……働けないから休んでるのに、こんなつらい生活なら、いっそ無理して働いた方が楽だったんじゃないか……

こういった負のループを最小限に抑えるべく、土日は好きなものを食べています。とんかつ、寿司、牛肉、デパ地下のスイーツ。1日5,000円まで、と決めて、全額使う!

かわいいと思った雑貨、気になっていたコーヒー豆、使わないけど飾っておきたい文具。必要不必要に関わらず、5,000円の枠におさまるなら全部買う精神で出かけるのです……!

 

これをやっておくと、平日に出費を抑えやすくなります。スーパーで好きなお菓子を見つけても、買おうかどうしようかと悩む前に「こないだデパートの美味しいスイーツ食べたから、今日はいいや」とか、「週末に買って同居人と一緒に食べよう」とか、前向きに考えられるようになりました。

しかも前章で書いたように、もっとも外せないと思っているコーヒーと煙草は制限をかけていないので、二番手三番手のものなんて余裕で我慢できます。

 

この手法は普段の節約でも、ダイエットでも応用できます。物欲も食欲も、順位をつけて1番の物は我慢しない。ストレスは最小限なのに効果が出るので、おすすめです。

 

大事なことなので、二回書いておきます。

この方法なら、ストレスは最小限に抑えられるのに効果があります!

 

おわり

一番大事なものを諦めない精神が大事だと思います。本当に大事か?と振り返ると、そうでもなかったりする物が紛れているかもしれません。わたしの場合は、それが食事だったので、平日の昼の出費を最小限にして、コーヒーやら同居人との食事やらに比重をおくことにしたら気が楽になりました。何かしらお金で苦しんでいることがあるなら、大事なものを諦めないお金の使い方を考えてみると、変わってくるかもしれないです。

上司だったとき、を振り返る

前回、自己紹介がてら出した1記事目にもチラリと書きましたが、転職前は編プロ的な会社に勤めておりました。

とても小さな会社でしたが、そこでは「上司」をやっていまして、まぁ色々と未熟なりに努力なり、工夫なりをしていました。今回は、そんなもう二度と来ないかもしれない経験を、文章に残しておきたいと思います。

 

上司たるもの、コミュニケーションせよ

よく「親は子供の見本だ、手本だ」と言われるけど、社会も同じ。新入社員というのは皆「ひなどり」であって、上司を見てひとつひとつを学んでいくのです。

まぁ反面教師という言葉もあるように「これではいけないな」と思うような上司も、ひとつの学びを与える存在としてはアリかもしれません。ただ、わざわざ反面教師になる必要はないと思いませんか? ごく普通に尊敬される先輩になれれば、それに越したことはありませんよね。

 

見本として、学校に例えると「先生」的な存在であってほしい。というのが、部下の切実な願いなのです。アイツは仕事をしない、愚痴ばかり言う、責任をなすりつける。そんな辛い思いをしたことがあるなら尚更、上司になったら見本でありたいと強く思うはずです。

 

先生というのは、始業時間よりも早くに学校に来ていて、門に立って「おーい遅刻するぞー」と声をかける存在ですよね。これを会社に当てはめて、声かけを始めてみる。これが上司の一歩だとわたしは思います。

 

ただ、上司になったからと言って、別に社員全員に声をかける必要はありません。学校じゃないんだから、というのもあるし、社長でもない限り部下の数は限られているものなので。でも、自分の直属の部下には、朝イチ自分から声をかけた方がいいと思います。「おはよう」だけでもいいし、「今日は早いね」なんて一言添えてもいい。とにかく、コミュニケーションを増やす努力を、上司はすべきなのです。

というのも、上司と部下は、双方が望んでなるものではないですよね。「あなたの部下になりたくて」入社した人間、「あなたの上司になりたくて」昇進した人間、どちらもほとんど存在しない。つまり必ずしも「相性の良い二人」ではないのです。

そこで上司が個人プレーをしようものなら、それは上司ではなくただのひとりよがりさんです。そういう人は個人事業主になって個人プレーすればいい。集団で業績を上げるのが会社で、チーム戦が基本になるのだから、円滑に仕事を進められるようにチームを作り上げるのが上司の役割、とすれば相性を高めるのは上司の仕事に他ならないはずです。

 

それでは、なぜコミュニケーションを増やすべきなのか。それは、友達関係でも恋愛関係でも、同じことが言える。コミュニケーションの回数が増えれば増えるほど、好意を抱きやすい。まぁ、そういうもんなんです。

※「ザイオンス効果」とか「接触理論」とか。詳しくはググってください。

 

部下から好かれなくてもいい。

とはいえ、お互いに「話しかけるのに抵抗がない」くらいの関係性にはなっておかないと、仕事にならないですよね。「質問されない」「報告が遅い」「相談してほしかった」そんな愚痴を吐いてる暇があったら、毎日しっかり挨拶しましょう。昨今はセクハラやらモラハラやら、いろんなハラスメントがあって些細な発言がしづらいかもしれないけど、挨拶に加えてもう一言を発する努力をするのです!

「今朝電車すごい混んでたね」とか、「昨日コンビニの新作スイーツ食べたんだけど、おいしかったよ」とか……本当どうでもいいな!と思われそうなことでも構いません。とにかく会話は回数、相手から雑談されるようになるまで、めげずに繰り返すのです。

 

まぁ、やりすぎると「あいつ、すげーどうでもいいことで話しかけてきてウザい」とか言われかねませんが。わたしはどちらかと言うと、この部類を狙って「部下に雑談を持ちかける時間」を作ってました。

というのも、雑談するキャラとして認定されると、部下から話を持ち出してくれることが増えて、最終的にラクになります。こっちからがんばって話しかけなくてもよくなるから。別チームの部下と接点を増やすために「お昼前は社内をウロウロする」とか、「午前と午後、1回ずつは雑談を持ちかける」とか、「週に1回は部下と長めのランチに行く」とか。とにかく本音としては、コミュ障だし誰とも話したくないと思ってたので、努力して補いました。

 

<どーでもいい補足>

わたしが部下をやっていたとき、いつも怖い顔してる先輩が大の苦手でした。でも、一緒に働いてみるとその先輩は雑談上手で、一生懸命仕事してる時にくだらないギャグをぶち込む才能があったので、「なんだか憎めないなぁ」と距離を置かずに済んだ経験があります。電話が苦手すぎて発信ボタンを押すのに軽く1時間はかかっていたわたしには5分おきに「電話にでんわ」と書かれたイラストを送ってくるような、そんな先輩でした。

こういうのはキャラもあるけど、後から聞くとものすごい時間に残業してたり、泊まり込みの日もあったらしいので、案外努力してギャグ突っ込んでたんだな、と思います。もしかしたら、普通におかしな人だったのかもしれませんけどね。

 

おすすめコミュニケーションは「長めのランチ」

飲みに行くのも手だけど、そもそも飲まないとか、仕事とプライベートは分けたいとか、飲みに行って親交を深める文化は終わりが来てるように感じます。わたし自身、飲みニケーション的なやつが嫌いで、っていうか飲めないし眠いしって思ってたのもあって。

そこで、上司特権でランチタイムを延長してました。たったの1時間では「それでさぁ」と込み入った話までに持ち込めないんですよね、なかなか。そこで、「今日はランチの後コーヒーでも行かない?」と誘って、1時間すぎたあたりから悩んでること、困ってることがないか探りを入れるようにしていました。

その分の部下の仕事には責任を持たないといけませんが、「この人は自分のために時間をつくってくれるんだな」と思わせることがメインの目的なので、踏ん張りどころ。一度そう感じた部下は、仕事で行き詰まるとまず相談してくれます。もし部下本人にとって納得いかないことがあれば、「自分はこう思うんですけど」という本音の部分を教えてくれるようにもなります。これだけで、部下がとっても扱いやすくなるので、本当にコミュニケーションって大事。

 

おわり

ひとつだけ要注意なのが、本音を聞き出した後に放置すると、よりいっそう不信感が高まる点。信じた相手に裏切られると取り返しのつかないほどショック受けません? 「大好きって言ってたのに浮気したってどういうこと?」ってなりますよね?ね???

 

もし聞き出した本音が、例えば仕事辞めたいとか、別の仕事したいとか、そういう重たいやつだったら、すぐさま上司に相談しましょう。会議の話題にはしたくない、それならマンツーで話せばいいんです。係長なら部長に、部長なら社長に。「こっちは部下なんだから話くらい聞けや」って勢いで大丈夫です。ここまでで十分伝わっているかと思いますが、部下の話を聞かない上司は、上司失格ですから。

ずっと家にいると気になってくる「騒音」

世の中いろんなニートがいると思いますが、だいたいの人が想像するのは安売りで買ったスウェット上下を着て、だらだらと漫画を読み、ゲームをしている……といったニートではないでしょうか?

特にこの「安売りで買ったスウェット上下」は、とてつもなくニート感を高めてくれるアイテムですよね、わかります。憧れる気持ち。

 

そんなわたしも、ニートデビュー時にはディスカウントショップで上下あわせて1,000円のスウェットセットを買いました。

 

それはさておき、家で静かに過ごしていると、気になってくるものがあります。

「騒音」です。もともとテレビを観る習慣がないこともあり、家は基本的に無音です。マンションの前で小学生が話している内容なんて容易に聞き取れるほどに、静かな環境を生きているのです。でも、世の中は簡単に孤立させてくれません。窓を閉めても、心を研ぎ澄ませても、静かであることを許してくれない。家の中で生活することとは、すなわち「騒音」たちとの戦いなのです。

 

上階の足音は、どうにもならない

まずわたしを苦しめたのは、上階の足音です。おそらく主婦の彼女は、朝起きた瞬間からドン、ドン、とわたしに威嚇をし始めます。

昼前になれば洗濯物を干しているのかドンドン、子供がはしゃいでいるのかドンドン、夕方になれば洗濯物を取り込んでいるのかドンドン、夜は夕飯の支度かなにかでドンドン、もう子供は寝ているはずの深夜にもドンドン……。

どうすればそんなに動き回る用事ができるのか、と言いたくなるほど、ドンドン、ドンドンと騒音を出し続ける彼女。もはやここまでくると、このマンションに住むこと=ドンドンと付き合うことに思えてきます。

しかし、家賃が激安ということもなく、また入居時に「このフローリングはクッションが入っているから足音が響かないようになっている」と説明を受けたこともあって、なんだかおかしいな、と思い始めました。上の生活音が響きすぎる。不安になって、管理人さんに相談してみたのです。

 

そうしたら、驚きの事実が……

まず、上の階のフローリングは、長く住んでいることもあってまだクッションが入っていない状態。でも、生まれたての子供がいるから……と言葉を濁す管理人さん。

 

生まれたての子供……?めっちゃドンドン歩いてる音するけど、全部お母さんだった……?

ていうか、クッション入ってないってどういうこと……?

 

すべてに唖然としながら、「上階の、別の部屋へ引っ越すのであれば資金は出す」という管理人さんの提案を断りつつ、注意してほしい旨を伝え、その日は終了。まぁ、その日以降もドンドンの回数は減っていませんが、別の部屋には行きたくないんです。角部屋を手放したくないんです!

他のマンションに引っ越す資金を全部出してくれればいいのにな、と夢みたいなことを思いながら、今日もドンドンに耐えるのでありました。外に出ればいい? ニートの財力を、なめてもらっちゃ困るね!

 

「こちらは〜、廃品回収車です〜」は通報

「廃品回収車 うるさい 通報」でググれば、おおよその全貌はつかめると思うので、多くは語りません。ただ、平日だろうが真昼間だろうが、ニートにとっては騒音でしかないのです。うるさいのです。

これが夜勤明けだったら、これがさっき赤子を眠りにつかせたばかりのお母さんだったら。まぁ、運転手に殴りかかってもおかしくないでしょうね、と思ってしまうほどにうるさい

 

ググると「110番通報してもよいが、心配なら#9110にかけてみましょう」とのこと。心配性なので、ひとまず「#9110」に繋ぎ、廃品回収車がうるさいんですけど、と伝えてみた。

 

「ご住所は?」

「**の**です」

「じゃあメモ用意してください、**警察署の番号を言いますから」

 

……ご自身の住所の、最寄りの警察署がわかるなら、最初からそちらにかけた方が良さそうです。

気を取り直して警察署へテレフォン!

 

「廃品回収車がうるさいので、お電話しました」

「今も近くにいるということで、よろしいでしょうか?」と優しそうなお姉さんの声

「いえ、もう車は立ち去ってしまって……」

「どちらに向かったかわかります? それと、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」

「**小学校の近くから、**通りの方面に向かいました。あ、匿名でお願いします」

「そうですか……そうなると注意はできないかもしれませんが……少々お待ちくださいね」

〜〜1分ほど間〜〜

「廃品回収車がスピーカーか何かで流していてうるさい、ということですね」と早口おじさん

「そうなんです、赤い車で、ナンバーは見えたけど走り去ってしまって」

「そうですか、ナンバーわかりますか」

「**ナンバーで、*の**ー**でした」

「わかりました、見つけたら注意しときますんでね」

 

このような流れとなりました。マンションの2階や3階程度の高さなら、スマホの写真機能でもナンバーがくっきり写せます。もしのろのろ運転中の廃品回収車に恨みがあるなら、殴りかかる前に写真を撮って、あとからナンバーや車種を確認できるようにしておくと安心かもしれないですね。

 

おわり

音のない世界には住めません。でも、騒音を減らしたい場合、こちらから働きかけないと誰にも伝わらないのです。悲しいことに。面倒な住民だと思われたとしても、厄介な市民だと思われたとしても、正しい主張はすべきだと。わたしは、そう思うのです!

尚、最悪の場合は、外からのノイズをシャットアウトしやすい、カナル型イヤホンがおすすめです。コスパで選ぶならオーディオテクニカの2,000〜3,000円台、音質を少し上げるなら5,000円台、好みにもよりますがSONYは外さない印象です。Boseやシュアが買えるお金を持った人は、そちらを買ってください。

ちなみに、わたしの上階の人間の足音は、ゲームの音にすら割り込んでくる強靭さを持っています。そうか……集中できないからゲームが上達しないんだ!!!!とすら、思ってしまう今日この頃でした。